4月2日発売の週刊誌「女性セブン」は、現在28歳の眞子さまが「結婚は30歳までに!」というタイトルを付けて報道しましたが、実際には、眞子さまの発言ではなく皇室関係者の発言でした。
あたかも眞子さまが「ご発言」したかのようなタイトルを付けて、読者の関心を「惹きつける」のは週刊誌の常套手段です。
しかし、実際に本文をみてみると、皇室関係者のただの「推測発言」でしかなく、識者の間で大きなで波紋を呼んでいます。ここでは問題となった記事の詳細を詳しく見ていきたいと思います。
眞子さま「結婚は30歳までに!」報道した週刊誌女性セブン記事内容
週刊誌「女性セブン」は、眞子さま(28)が、今年の10月に29歳になることにふれて、「結婚は30歳までに!」というタイトルつけて週刊誌発売しました。
しかし、実際には、眞子さまのご発言ではなく、匿名の皇室関係者の「推察」でした。なぜ、女性セブンは読者を「誤認識」させるようなタイトルを大きく掲載したのでしょうか?まずは、問題となっている記事の概要をみてみたいと思います。
女性セブンの記事を読むと、冒頭では新型コロナウィルスの影響について記載されています。
コロナの感染拡大を阻止するために東京都がだした「不要不急の外出自粛要請」をうけた天皇陛下は週末のジョギングを自粛。
秋篠宮さまが皇位継承順位1位になられたことを内外に知らしめる「立皇嗣の礼」は、立食パーティー「宮中饗宴の儀」は中止となり、メインの儀式「立皇嗣宣明の儀」は、当初予定されていた350人の参列者から50人へと規模が大幅縮小された。
また、政府関係者によると、今後の状況次第では、 「立皇嗣の礼」 そのものが延期される可能性もあるという。
要人が集まる儀式 「立皇嗣の礼」 が、万が一、クラスター化してしまったら、コロナ感染に皇族を巻き込むことになってしまうからだ。
秋篠宮さまは、よくたしなまれていた「お酒」を控えるようになったとの事。儀式の「お酒」を控えることで身体の「免疫力」をキープする狙いがあるのかもしれない。また、儀式の作法をしっかり習得する狙いもあるのだろう。
「立皇嗣の礼」 は規模縮小して実施されたとしても、その後に予定されている「伊勢神宮」への参拝は、見送りとなる可能性が高いという。
参拝にきた秋篠宮さま一家を「一目みようと」多くの見物客が集まってしまうと、そこがクラスター化してしまう恐れがあるからだ。
このような流れのなかで、女性セブンは、眞子さまと小室圭さんの結婚は「確定路線」とした上で、発表のタイミングについて次のように推察しています。
眞子さま結婚発表とコロナは別問題なので「早く発表すべき」という声もあるが、「結婚します」という宣言は、自粛ムードが漂う現状では、不謹慎と受け止められる可能性が否めない。
なので、眞子さま結婚発表は、延期された東京オリンピック開催後の2021年夏から秋にかけてになるのではないか。
そして、女性セブンは、この推論を後押しする材料として、識者から問題視された次の発言を紙面に掲載しました。
「あくまで新型コロナ流行が終息したと判断した時点で、すぐに発表されるはずです。今年の10月で眞子さまは29歳になられます。30歳までには結婚というお気持ちを強く持たれていることでしょう。」(皇室関係者)
女性セブンは、この匿名の皇室関係者の発言をもとに、「結婚は30歳までに!」という大きな見出しタイトルをつけて、あたかも眞子さまが発言したかのように仕立て上げて雑誌を発売したのです。
暴走が加速する週刊誌「皇室記事」に危機感いだく識者
眞子さまに直接取材したワケでもないのに、匿名関係者の声を「眞子さまの声」のように掲載するのは、週刊誌の「常套手段」で今に始まったわけではありません。
ただ、今回の表現方法は、あまりにも「度が過ぎている」と、皇位継承に詳しい識者たちは、週刊誌の度重なる「暴走化」に危機感を抱いています。
「週刊誌のビジネスは、より多くの人に『 雑誌を購入してもらう 』ことに主眼がおかれています。そして、この週刊誌のWEBサイトは、基本的には無料なのですが、多くのアクセスを呼び込んで、そこから得られる広告収入によって成り立っています。
つまり週刊誌は、自分たちのお金儲けのために、まずは読者の関心を惹きつける必要があり、紙面に掲載するタイトルが、どんどん過激化してしまっているのです。」
今回のケースでは、実際に眞子さまに直接取材したわけでもないのに、【眞子さま「結婚は30歳までに!】という大きな見出しタイトル掲載し、一見すると眞子さまがご発言したかのような表現となっています。
しかし、紙面をよくみると、匿名の皇室関係者が、「30歳までには結婚というお気持ちを強く持たれていることでしょう」とドヤ顔で勝手に推測している発言をピックアップしているだけでした。」(週刊誌の内部事情に詳しい識者)
この識者のいう通り、女性セブンは、「雑誌を購入してもらいたい」「お金儲けをしたい」がために、皇族を格好のネタにしているとしか思えません。
また、今回の女性セブンのように「タイトル」と「記事本文」に大きなギャップを意図的につくるのは、読者を小バカにするような行為と言っても過言ではないでしょう。
読者が許すことができない「怒り」を喚起するタイトルを「創作」して、「怒りの炎を着火」させる。あとは、「名誉毀損」で訴訟沙汰になったときに「大負けしないように」上手に記事本文の表現をコントロールする。
おそらく、女性セブンは、「自分達の読者は、記事本文をきちんと見ないだろう」とでも思っているに違いありません。そうでなければ、このような悪質な「煽りタイトル」をつけれるわけがありません。
ただ、女性セブンに「ネタ」にされてしまうような眞子さまの「お振る舞い」に問題がないわけではありませんが、法的にみたときに、
- 名誉毀損の疑いがある女性セブンの「煽りタイトル」
- 眞子さまと小室圭さんご結婚発表
どちらが、問題だと思いますか?
これ、冷静に判断すると、明らかに名誉毀損の疑いがある女性セブンの「煽りタイトル」のほうがヤバくないですか?
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