仁王美貴 東須磨小学校 校長先生の会見 教師いじめ続く理由

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仁王美貴(におうみき)東須磨小学校 校長の会見

仁王美貴  東須磨小学校 校長先生は、10月9日にマスコミ各社に対しての会見を開催し、市教育委員会と教師いじめ事件の調査状況を説明しました。

仁王美貴 校長先生は、東須磨小学校でおきた教師いじめ事件を早期に発見し解決できなかったのは自分の責任であるとして「もっと寄り添うべきだった」と反省の言葉を述べました。

 

仁王美貴  東須磨小学校 校長先生が教師いじめを確認した時期

仁王美貴 校長は、東須磨小学校 教師の間での人間トラブルを昔から把握していました。具体的には、高圧的な態度や悪い言葉遣いなどが職員室で横行していたとのことです。

仁王美貴 校長は、2019年4月・5月も教師から人間関係の相談があったため教頭に対して、教師が人間関係で困っていることがないかフォローするように指示をしました。東須磨小学校の課題は人間関係だと思っていた、とのことです。

この話のなかでハラスメント事案につながったことがありました。具体的には、同僚教師を呼び捨てにしたり、書類を放り投げていたりしたことです。

そして、この時点では、被害教員に申し訳ないが、深刻ないじめの実態には気づけなかったと釈明しました。

仁王美貴  東須磨小学校 校長先生が市教育委員会に報告した内容

仁王美貴 校長は、6月に私教育委員会に対して東須磨小学校の教師間のトラブルについて報告していましたが、パワハラという認識がなかったため、トラブルという言葉で報告していたことを明らかにしました。そして、ハラスメントに対しての認識があまかった、申し訳なかった、とお詫びしました。

教師いじめ被害者はなんのために仁王美貴 校長に訴えたのか

教師いじめ被害者は、なんのために校長に訴えたのか?という記者からの指摘に対しては、「トラブルをなくすことで、職員室が少しでもすごしやすい場所になってほしい」という思いがあったと回答しました。

仁王美貴  東須磨小学校 校長先生は7月の面談でいじめを把握

仁王美貴 校長は、教師いじめ被害を7月初旬の期首面談で初めて知ったことを明らかにしました。これまではトラブルであったという認識でしたが、このタイミングで、脅迫や障害などに直結するいじめであると把握したようです。


被害教師以外の教師数名からも面談で事実を知らされたようです。その後すぐに2日に被害教師と面談した結果、

  • 家族を揶揄する
  • 携帯を隠される
  • 自分の車の上に乗られた

などといた悪質ないじめを、管理職、教頭がみていない場所で行われていた事実を確認しました。そして、加害教師と面談することになります。

仁王美貴 校長は、被害者教師からの相談内容を、加害者教師に伝えて事実確認をしたところ、

  • 加害者 男性教師Aは、コピー用紙で知りをたたいた。車でペットボトルで故意にこぼしたと自分で話した。
  • 加害者 男性教師Bは、Aがやっていたことを指摘すると、自分もやっている。脇腹つく、蹴る行為をした。テスト用紙の束でキーボードをたたきエンターキーが外れた。
  • 加害者 男性教師Cは、被害教員の背中を肘でぐりぐりした。
  • 加害者 女性教師Dは、被害教員を蹴っていた。

ということを把握しました。

仁王美貴 校長によると、この加害者4名は、個別にいじめを行ったという認識で集団でのいじめの可能性は考えていなかったと説明しています。

加害者 教師が有給で自宅待機していることに対して

市教育委員会は、加害者教師が有給を利用して自宅待機していることに世論から強い反発があることに対して、これ以外の制度がなかったと説明し、最終的に有給を利用するか否かは、加害者の判断に委ねると説明しました。

 

加害者 教師が他の学校で指導する可能性は?

市教育委員会は、加害者 教師が、東須磨小学校以外の小学校で再び指導する可能性に関して、厳しい意見がよせられていて、それを踏まえた検討をしているとして、具体的な処分は決まっていないと回答。

加害者2名が生徒指導担当(いじめ防止担当)

 加害者 教師4名のうち2名は生徒指導担当で、その教師からハラスメント行為がでたことについてどうおもっているのか?との記者質問がでました。

 仁王美貴 校長は、生徒に対して指導していることと、やっていることが全く違うということで遺憾に思うと回答。

生徒に対して、「先生の指導していたことはなんだったのか」という不信感を抱かせたことに対して申し訳なくおもっている、と回答しました。

女性教師Dといじめ被害者との関係

女性教師Dについては、被害教員との関係において、30年度においては良好な関係だったと話し、通常は、同じ学年の先生に相談するような事案でも、異なる学年である女性教員Dに相談をしていたことを明らかにました。

しかし、31年度に加害教師Dが被害教師に対して、プライベートな情報を他の教師に漏らし、これをきっかけに疎遠になったと説明。

女性教師Dは、いじめ被害者が、「いやな思いをしていた」事実を知らされたことに対して、戸惑っていたと説明。女性教師Dは、一定の了解のもとになされていたという認識だったとのことです。

被害教師の申し立てを受けて、初めて自分の言動に対して振り替えたということを明らかにしました。

女性教師Dの問題発言

仁王美貴 校長の生徒への聞き取り調査によると、女性教師Dは、驚くことに被害者の学級の生徒に対して、

  • 「だれやねんそんなやつしらんねん」
  • 「反抗しまくって学級をつぶしたれ」

 などという問題発言をしていたことも明らかにしました。しかし、この発言を女性教師Dは否定しているとのことです。

仁王美貴  東須磨小学校 校長先生のカレーいじめ動画の見解

仁王美貴 校長は、テレビで連日報道されている「カレーいじめ動画」に関して、調査に取り組めていないので、ここで具体的に説明できないと説明しました。

  • テレビで先行して「カレーいじめ動画」が流れているのをみると複数人が参加しているようだが、まずは聞き取りを全職員に行いたい。
  • みんながどういう経緯でカレーを食べることになったのかが全く分からない。おそらくカレーに関してはかなりの時間を要する。

と説明した上で、4日の会見から全く進展がないことに対して、申し訳ございませんと謝罪しました。

仁王美貴  東須磨小学校 校長先生が実施したメンタルケア

仁王美貴 校長は、生徒への説明の際に全校集会で話をしました。その後、該当学年3学年で学年集会をひらき、それぞれ自分が話をしたと説明。

また、生徒のメンタルのために、気持ちが辛くなったら、駆け込める教室を用意し、メンタルケアのための要員を配置したことも明らかにました。

仁王美貴 校長が、生徒に話した内容

仁王美貴 校長は、「4人の先生は、やってないけないこと、していないけないことをやってしまいましたので、みんなと勉強できなくなりました」と生徒へ説明しました。

その際に4人の先生の名前は明かしていませんでした。その理由として、事前に開催した保護者説明で子供に話す内容を求められた際に、先生の名前を伝えることについて検討してほしいという要望があったとのことです。

仁王美貴 校長は、教師いじめ事件について、生徒へ報告したことについて

  • 加害側先生のクラスと被害者先生のクラスでは、気持ちが違っていたが、大きく傷ついたことは同じ。」
  • 「今は、私も教員も子供の様子を観察し、メンタルケアのために、子供のための部屋をつくった。」

 と説明しました。

 

仁王美貴 東須磨小学校 校長先生と全校長との確執

仁王美貴 校長は、「現在の校長からみて過去の校長の職員に対しての態度はどうなのか?」との記者からの質問に対して、

校長ですので、なかには厳しい指導もありました。その厳しさが、適切かどうかといえば適切でない部分もあったかもしれません。

私に対してもいつだったか忘れましたが、職員室の警報装置が鳴った時に、登録している職員に警備会社から連絡がいきますのが、その際に1番目の連絡が校長、2番目の連絡が私だった。

前校長は、1番目の連絡に自分が登録されていたことに立腹していたという過去の事実を説明しました。

神戸方式という人事異動システムについて

市教育委員会は、神戸方式という人事異動システムが問題になっているという指摘をうけて、他のエリアにはい固有のシステムであると回答。

神戸方式が、東須磨小学校の教師いじめ事件に影響していたのかということに関しては、定量的な分析が難しいけれども、あったのではないか。

神戸方式のメリットは、160を超える小学校がある神戸において、各エリアの需要を学校長が判断して、必要な先生を誘致できる仕組みでメリットもあった。

神戸方式は、昭和30年代から40年代に仕組み化されていた。しかし、今の教育現場にあっているかどうか、検討していかないと思っている。

今回の加害者Dは、神戸方式で前校長が着任されたという報道がありますが、それは異なるタイミングで着任しています。と説明しました。

仁王美貴 東須磨小学校 校長先生がいじめ撲滅できない理由

仁王美貴 校長は、教師いじめが発覚してから、校長室にあった自分の机を職員室に移動し、率先していじめ撲滅にあたったことを説明しました。

しかし、今日の会見を聞いている限り、仁王美貴 校長では、いじめを撲滅できないことが分かりました。

といいますのも、「いじめは話し合いで解決」という幻想をこの状況でも信じているからです。

いじめは数の論理で隠蔽される宿命

いじめは、数の論理で、隠蔽される宿命にあります。いじめ被害者が、いじめられていることを申し立てたとしても、数の論理で、隠蔽される方向に誘導されます。なぜならば、

  • いじめ被害者=1人
  • いじめ加害者・いじめ相談を受けた人=複数人

 という数の論理によって、いじめ対応に割く時間に対してメリットがない人が圧倒的に多くなってしまうからです。

いじめ相談をうけた人は、話を聞いてはくれますが、最終的には、もっとも時間がかからない簡単な解決方法「話し合い」で解決させようとします。

身内の「話し合い」で解決しようとした場合、いじめ加害者は、ほとんどのケースで、「チクられた」と思い、ますます被害者に対してのいじめを加速させてしまいます。

被害者は、メンタルをやられてしまいますので、次の行動にでることができなくなってしまい、自害してしまうケースが頻発してしまうのです。

仁王美貴 校長の会見での反省点

仁王美貴 校長は、教師いじめ事件についての反省点として、

  • 「もっと寄り添うべきだった。もっと寄り添っていれば、つらいです。という言葉を聞き出すことができた。」
  • 「教頭・主幹教諭にもお願いしていたが、他の教諭からも8月に情報を集めていれば、もしかしたら、情報がでてきたかもしれない」
  • 「加害者4人にたいしてモノをいいづらいと感じているのは若手教員にはいた。ただ、それを改善するのが私の仕事だとおもっていた。」

と語り、自分の責任だと謝罪しましたが、どの反省点もボヤけています。とくに寄り添うべきという言葉には違和感しか感じません。

いじめは、脅迫剤・傷害罪が適用される犯罪の総称であり、直ちに刑事告発するか、加害者の先生に対して自首することを促すべきだったと思います。

 

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