金原昇 会長 VS 江畑秀範 選手 テコンドー合宿ボイコットと問題告発

 

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金原昇 テコンドー協会会長

2019年9月、テコンドー協会会長の金原昇が、不正告発されました。実名で告発したのは、全日本テコンドー選手権大会8連覇の実績を誇る実力者である江畑 秀範だったためにSNSでは大きな議論が巻き起こっています。

 

金原昇(65) テコンドー協会会長【不正者】とは

  • 名前:金原昇(かねはら のぼる)
  • 年齢:65歳
  • 職業1:テコンドー協会会長 
  • 職業2:長野県松本市で運営している不動産業や飲食業のビジネスオーナー

金原昇は、空手の経験がありましたが、テコンドーの経験はありませんでした。テコンドー協会会長に就任したのも、テコンドーの普及や選手育成という目的ではなく、自分のビジネスの一環だったのではないでしょうか?

このことは、テコンドー業界の歴史を見てみるとよく分かります。

金原昇とテコンドー業界の不正の歴史

  • 2005年 金原昇はテコンドー界の内紛を治め、初代会長になった衆議院議員 衛藤征士郎と深く繋がることで、テコンドー協会での影響力を増大させる。
  • 2008年 金原昇はがテコンドー協会会長に初就任
  • 2014年 金原昇はJOCからテコンドー選任コーチへの報酬支払に不正があることを指摘され、3000万円返還を求められる。
  • 2019年 5月 イギリス世界選手権時に、出場選手の間から現在のテコンドー協会に対しての不満が噴出する
  • 2019年 6月 金原昇が主導する現在のテコンドー協会の体制・お金の管理に対して不満をもった選手達が「要望書」を提出
  • 2019年 6月 テコンドー協会の金原体制を支持する小池隆仁強化委員長の理事再任が否決され健全化へ一歩前進する
  • 2019年 8月 金原昇の主導のもとで小池隆仁が再び委員長に任命されてしまう
  • 2019年 9月 テコンドー選手の強化合宿にほとんどの強化選手がボイコットする
  • 2019年 9月 全日本テコンドー選手権8連覇の江畑秀範が実名で内部告発する
 

江畑秀範(27) テコンドー選手とは【告発者】

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江畑 秀範 テコンドー選手の画像
  • 名前:江畑 秀範(えばた ひでのり)
  • 年齢:27歳
  • 身長:197cm
  • 階級:80kg

 江畑 秀範は、テコンドー全日本選手権8連覇し、世界選手権80kg以下級での出場経験がある国内の実力者です。

 江畑 秀範が、実名で内部告発したことで、テコンドー界を超えた大きな社会問題としてテレビ・雑誌などでクローズアップされました。

金原昇 テコンドー協会会長が告発された内容

 2019年5月イギリス世界選手権の際に、出場選手からの不満が爆発しました。その不満を江畑 秀範選手は、次のように述べています。

  1. 出場選手8人に対して、強化スタッフが11人もついてきた。
  2. JOCからの補助金が、この11人の強化スタッフの旅費などにあてられている。
  3. 世界選手権出場するテコンドー選手の参加費は自腹で毎回20万円ちかい支出がある。

 テコンドー選手のこうした不満が爆発した結果、2019年9月の強化合宿へのボイコットに繋がったのです。

 

テコンドー強化合宿(9月)のボイコットとは

2019年9月、全日本テコンドー協会が主催するテコンドー強化合宿で韓国で開催されました。しかし、ほとんどの選手がボイコットし、たった2名だけで強化合宿を行いました。(強化選手28人のうち26名がボイコットする事態)

このことに対して、江畑 秀範選手は、次のように述べてます。

  • 合宿の数日前に韓国で開催することを告げられた。
  • 参加費を工面できないと代表選手になれないとおどされた。
  • JOC補助金の使い道を選手に対して一切説明しない。

 このことに対して、テコンドー協会は、公式ホームページで次のように釈明しています。

全日本テコンドー協会による選手の強化合宿ボイコットの釈明

当協会の強化合宿への選⼿の参加に関して⼀部報道されているところでありますが、選 ⼿、所属先、関係者の皆さまにご⼼配をおかけし、⼤変申し訳ございません。

現在、当協会に おいては、執⾏部、強化管理部、強化委員会、アスリート委員会など関係委員会を交えて、選 ⼿の理解を得ながら、東京オリンピック・パラリンピックに向けての国内・海外合宿等強化 ⽅針の充実等⽅策を検討しているところです。

また、当協会から、選⼿、所属先の皆さまに対 して、上部団体の担当者にもご参加いただきながら、東京オリンピック・パラリンピックに 向けての強化⽅針を含めて⼀連のご報告をさせていただく機会を設けたいと考えておりま す。

現在、今後の強化⽅針の決定については協議、検討を進めているところでありますが、し ばらく時間を要する⾒込みです。随時、検討状況につきましては、都道府県協会を通じて皆 さまへお知らせする予定です。

早急に強化⽅針を決定し、選⼿及び所属先の皆さまに対する説明を果たして参りますの で、何とぞ、ご理解、ご協⼒をお願い申し上げます

 テコンドー選手のボイコットをうけて、マスコミ関係者からの追及を回避する目的で、いち早く公式ホームページに掲載したのでしょう。

今回の騒動に対して、お詫びをする内容となっていますが、今後の方針に関しては、協議するという表現にとどめており、できればこのまま騒動をうやむやにしてしまいたい・・・という思惑が感じられます。

 

テコンドー協会の問題点

テコンドー協会に限った話ではありませんが、多くのオリンピック五輪スポーツは、協会に権力が集中します。この権力は、

  1. オリンピック選手を選定する権力
  2. JOCからの補助金の使い道を決める権力

に分けることができます。この2つの権力について詳しくみていきたいと思います。

1.オリンピック選手を選定する権力

オリンピックに出場したい選手達は、協会から指名されないことには、晴れ舞台に立つことができないからです。

テコンドー協会は、本来でしたら、選手の試合結果のみを判断材料にして、オリンピック選手を選定するべきです。

そして、その判断材料を公にすることで、公平性が保たれます。

しかし、今回の江畑秀範 選手の内部告発によって、試合結果ではく、有料合宿への参加実績が選手選考に大きな影響を与える問題点が露出しました。

2.JOCからの補助金の使い道を決める権力

 江畑秀範 選手の内部告発によって、金原昇によるテコンドー協会の独裁体制のもとJOC補助金の使い方が不明瞭となっていることがわかりました。

世界選手権に出場する際、テコンドー選手は自腹で出場しているのに対して、選手の数を上回る強化スタッフが、補助金を利用して同行するのは、一般常識に照らし合わせて考えてみると不自然です。

金原昇という権力者が独裁した結果の大きな弊害といえます。

高橋美穂テコンドー協会理事が過呼吸!原因は金原会長か?